呉は軍都
中央のコマの艦影、一番下は空母天城、下から2番目は戦艦伊勢だろうか
こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p116)
呉が軍港で、戦争の担い手であったことを描き忘れてはいない。
左下のコマで、径子とすれ違うのは、円太郎と同じく夜勤明けの工廠勤務の人か?
こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p116)
山の上には大砲。呉が軍都で防備を固めていることを描き忘れてはいない。
晴美は左利き
上段のコマで、晴美は左手で草を摘んでいる
こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p117)
晴美は(径子と同じく)左利き。径子が左利きなのは、「第9回(19年5月)」海軍記念日の回や「第40回(20年9月)」枕崎台風の回で描かれている。
上段中央のコマで、晴美の左手がすずの腰を掴んでいる
こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p121)
左利きなので。そして20年6月22日のあの時も、晴美は左手ですずの右手を握っていた。
さすが母娘?
下段左のコマで、サンが「くどくどくど」
こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p122)
晴美と径子が左利きで似ているように、径子とサンは「くどくどくど」が似ているのだった。サンがすずの頭を、すずが晴美の頭を、それぞれ撫でている。
- 更新履歴
- 2022/03/11 – v1.0
- 2023/03/13 – v1.0.1(関係する投稿へのリンクと、「次へ進む」のリンクを追加)
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