In this corner of the world– category –
-
第40回(20年9月)
「第40回(20年9月)」について 小林夫妻 「無理せん ようにねえ」「わしが直せりゃ ええんじゃが… 広島から戻って ずっとだるうて のう」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p97) 小林夫妻はともに広島に入ったのか、2人とも具合が悪い模... -
第39回(20年8月)
「第39回(20年8月)」について 運動が物凄く苦手な周作 「明日海兵団で 剣道大会を やるらしうて」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p88) 明日は1945(昭和20)年8月15日水曜日。玉音放送が予定されていることは前日には連絡されていた... -
第38回(20年8月)
「第38回(20年8月)」について すずを気遣うサンと径子 「汽車は小屋浦で 折り返しよるげな」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p79) 汽車が広島の手前で折り返し運転になってしまったので、すずはこの日(1945(昭和20)年8月6日)予定... -
第37回(20年8月)
「第37回(20年8月)」について 本当に広島へ帰ることに 右下から2段目のコマで、これで会えなくなるとすずを見つめる周作 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p71) 目をそらすすず。 広島へ帰るということで、外的要因によって「それしか... -
第36回(20年7月)
「第36回(20年7月)」について 特攻基地 扉の地図に、音戸の特攻基地が示されている こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p63) この地図で斜線で示されているのは 呉の海軍施設 江田島の海軍兵学校 そして音戸の特攻基地。 前者2つは作中で... -
第35回(20年7月)
「第35回(20年7月)」について 仕掛けだらけの独白 「昨日 ない事を思い知った右手」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p56) p60)ですみが「こないだは うちからも こっちの空がまっ赤 なんが見えたよ」と言っていて「昨日」「一昨日」... -
第34回(20年7月)
「第34回(20年7月)」について すずの望み 「この家は まだ焼けない」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p45) この頁のコマはどれも(寝ているか、もしくは起き上がった)すずからの視点。そして「この家は まだ焼けない」のコマは前回... -
第33回(20年6月)
「第33回(20年6月)」について キレイな死体 「おーい誰か手ぇ 貸してくれ…」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p37) 「第27回(20年3月)」中巻p128)で「ありゃ まだ 片付けんの かね」と放置された死体とは対照的に、人々が急いで片付... -
第32回(20年6月)
「第32回(20年6月)」について そんな筈ではなかったのに 懐中時計の針が11時02分をさしている こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p28) 「第30回(20年5月)」p17)欄外の説明によれば、爆撃は1945(昭和20)年5月5日10:27am-11:07amとの... -
第31回(20年5月)
「第31回(20年5月)」について ヨメのギムならぬオットのギム? 「……なんですか?」 こうの史代(2009)『この世界の片隅に 下』双葉社. p20) ゲートルを解いたりまた巻いたり、円太郎が気掛かりで心ここにあらずなのかと思いきや、脈絡もなく自分に迫って...